Copilot/GPT-5対応:“刺さる議事録”を量産する—コピペで使える最強プロンプトと運用術

更新(2025/08/23):Microsoft 365 Copilot でも GPT-5 が利用可能になりました。環境によっては右上の「Try GPT-5(GPT-5を試す)」ボタンを押さないと有効にならない場合があるので要注意。GPT-5を有効化すると、要約・整理の精度が一段階上がります。


はじめに

最近、社内会議の議事録を AI でまとめたときに、「これ、すごく読みやすい!」と褒められることが増えました。 正直、最初は自分の仕事効率化用に仕込んでいたプロンプトだったのですが、「他の部署でも使いたい」と声が出始めて、需要があると確信。

そこで今回、実際に使って成果が出ている議事録プロンプトを公開します。 ただし裏側を明かすと、デフォルトのCopilotやAI議事録は「要点抜け・ToDoの曖昧さ・冗長さ」でイマイチなことも多い。型を与えることで、ようやく“刺さる議事録”に化けます。


この記事の狙いと読者像

    • 対象:営業/企画/CS/人事など、会議が多くAIを“なんとなく”で使っている職種
    • 目的決定事項・アクション・期限・責任者がひと目で分かる議事録を再現性高く作成
    • 前提:AIの細かい設定には時間を割けない。プロンプトをコピペして最低限の入力を埋めるだけ

Copilotならではの利点と注意点

    • 添付ファイルを直接扱える:会議資料や議事メモをそのままCopilotチャットに添付して、「この会議を上の入力ブロックに落とし込んで」と指示可能。
    • TeamsのRecap連携:終了後、Recapから録画・資料・トランスクリプトをまとめて取得→そのままプロンプトに投入できる。
    • GPT-5利用の注意点:右上に「Try GPT-5」ボタンが出ている場合、押さないと GPT-5 が有効化されません。環境差があるため、まずは必ずチェックしてください。
    • 追加プロンプトでタイムスタンプ付与も可:たとえば「議論の要点に元のトランスクリプトの時刻参照を追記してください」と追加指示すれば、後から確認するときに便利。

コピーして使える議事録プロンプト(ベース版)

⬇️ ここをそのままコピペしてください

あなたは「会議ファシリ兼テクニカルライター」です。以下の入力ブロックを読み、出力仕様どおりの日本語Markdown議事録を作成してください。

不足は推測せず、[要確認: 内容]で明示。社外共有に不向きな情報は[社内限定]タグで注記。

[入力ブロック]


  • 会議タイトル: [例: 四半期営業戦略MTG]

  • 目的: [例: 重点施策の決定とKPI設定]

  • 日時/場所/所要: [YYYY-MM-DD HH:MM / オンライン / 60分]

  • 参加者(役割): [氏名A(司会), 氏名B(営業), …]

  • アジェンダ: [A1, A2, A3]

  • 共有資料/事前メモ: [URLや概要/なければ空欄]

  • 議事メモor文字起こし:
    “””
    [会話ログ/箇条書きメモをここに貼る。なければ空欄]
    “””


[出力仕様]

  1. 冒頭サマリー(3段階)

    • 3行サマリー(要点)

    • 30秒版(箇条書き5点以内)

    • 詳細サマリー(150〜250字)




  2. 決定事項([DECISION]):見出し+箇条書き。各項目に根拠/影響/担当を1行で追記。

  3. アクション一覧([ACTION]):表形式
    | No | タスク | 担当 | 期限 | 優先度 | 依存関係 | ステータス |

  4. 議論の要点(時系列で凝縮、引用は要約、見出し/箇条で)

  5. 未決事項・リスク([ISSUE]タグ付き、解決条件・次の一手)

  6. 次回情報(日時案・準備物・参加者)

  7. 付録:用語/略語、参照リンク

  8. 品質セルフチェック(Yes/Noで回答。出力内に記載)


[スタイルガイド]

  • 曖昧語(多分・なるはや)は禁止。数字は具体化(例:「早め」→「8/30まで」)。

  • 出力は日本語Markdownのみ。



Before → After(最小例)


Before(自動要約の例)

  • 売上が落ちている。広告強化。来月また集まる。


After(本プロンプト適用)

  • [DECISION] 9月は指名検索強化に予算+200万円。根拠:CV/CAC差。担当:田中

  • [ACTION]




No

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